家庭を持ち、子供を育てながら働く女性社員。
― 女性が働きやすい環境づくりのために ―

大学での学びを広げ、活かしたい

子どもの頃から教員志望で、教育大学へ進学。誰もが教員採用試験の合格を目指しているため、民間就活をする学生はほとんどいませんでした。そうした環境の中で、学校教育という枠だけではなく、教育をもっと広く捉え、大学で学んだことを社会で発揮したいと思うようになったのが起点だったと思います。
就職活動を続けていく中で総合資格を知りましたが、私は建築とはまったく縁がない学生生活を送ってきた身。最初は、本当にこの会社で活躍できるのだろうか、という不安もありました。しかし会社説明会で多くの方が建築以外の分野から入社して活躍していること、これまで勉強してきた教育分野の学びも活かせると思えたことが決め手になりました。

現在、サポートしている受講生の成績を分析して具体的なプランをつくり、チェックやアドバイスなどを行っています。自分の考えを100%正解と決めつけることはせず、提案を重ねながら合格というゴールに向けてモチベーションを高めていただくための親身な対応を心がけています。
いまは教務職の枠を越え企業への企画営業にも携わることもありますが、何といっても、いちばんのやりがいは受講生のみなさんにからの合格報告です。「甲斐さんのおかげで受かりました!」という言葉が何よりも嬉しいです。

産み育てることの叶う環境

私は入社6年目に産休・育休を取りました。妊娠後わりと早い時期に上司に相談していたこともあり、臨月を迎える前に、移動時間の少ない支店に異動させていただいたりと、便宜を図ってもらえました。

できるだけ周囲に迷惑をかけないように、仕事の引き継ぎは早めに準備を進めていましたが、今思えばそれがとても功を奏しました。私は出産予定日1カ月前の早産となり、予定よりも前倒しで産休・育休に突入しましたが、職場が混乱することはなかったと聞いています。

私は妊娠した時から復帰を考えていましたので、上司と定期的に連絡をとり、戻った際にとまどわないように、自宅で会議資料に目を通したりしていました。 育児一筋では精神的に辛くなっていたので、ある意味息抜きになっていたかもしれません。

当社の講習は同じ方法を続けるのではなく、毎年好結果を出した教室の意見をフィードバックし、柔軟に取り入れる風土があり、早いペースでシステムが変わっていきます。復帰初日、一年半というブランクがやはり不安で、向かう電車で新人の頃より緊張していたことを覚えています。不安を抱えながらの復帰でしたが、上司、先輩、同僚のフォローもあり、円滑に職場復帰することが叶いました。風通しがよく、女性も働きやすい職場であることを実感しています。

復帰してから、子どもが6歳まで時短勤務をしていました。当時は、3歳までしか認められていませんでしたが、保育園を卒業するまではやはりかなりの手間がかかります。そこで上司に相談をし、会社に意見をあげていただいたところ、6歳まで延長してもらうことができました。 産休・育休の制度は私自身の経験も取り入れながら改良され、今ではその制度を活用し、『働くママ』が当社にも増えています。

今後は復帰することがゴールではなく、以前にも増して活躍してもらうことが、本人だけではなく会社としても理想です。

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